まだ金融教育(金融リテラシー教育)=金儲けの教育と思ってます?
すみません、ブログはじめたばかりなのに言い過ぎました。
いまどき金融教育を金儲け教育だなんて思ってないですよね。
それでも「そもそも金融教育なんて知らない」「金儲けのための教育じゃないの?」と思っている人のために。
以下は金融教育の定義の例。
金融教育とは「お金や金融の様々なはたらきを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育」である。*1
長いし教科書的な表現だし、意味がスッと入ってこない。
読まなくて結構です(最初にいえよ!)。ひと言でいえばこういうことです。
金融教育とは「金融に関する正しい意思決定を行う能力」を養う教育のことである
ここで「金融に関する正しい意思決定を行う能力」のことを金融リテラシーというんですが、
メディア・リテラシーとか情報リテラシーなどで使われている、あのリテラシーです。
一般的には与えられた情報から必要な部分を取り出して活用する能力と言われています。
つまり金融教育とは金融リテラシーを養う教育のことをいうんです。
私たちは金融リテラシーを日常的に使用している
金融リテラシーなんて聞くと、
「経済学?投資理論?難しいからムリむり無理!!」
のような「お勉強」をイメージするかもしれないけど、実は日常生活で金融リテラシーを使う機会は意外と多いです。
- 毎月のお小遣いを計画的にやりくりする能力
- 車や住宅など高価な買い物を計画的に行う能力
- 将来の必要資金を見据えて、計画的に「金儲けのための」投資を行う能力
こんな感じで、金融に関する意思決定を行うための能力は金融リテラシーといえるでしょう。
ところで3つ目の能力にあえて「金儲け」という表現を使いました。
ここで記事のテーマに立ち返ると、「金融教育は金儲けの教育か?」は、「金融リテラシーとは金儲けの能力か?」とも問い直せます。
正しい目的で計画的に金儲けを行う、これは金融に関する正しい意思決定ですので、金儲けの能力も金融リテラシーの一部であるといえるんです。
大切なのは、何が「正しい」目的なのか?何が「正しい」意思決定なのか?「正しい」ってなんなのか?を考えていくこと。
そのため、金融リテラシー教育を行うにあたっては、道徳や倫理についても考えないわけにはいきません。
金融リテラシーを高めて正しい意思決定を
現代の生活はおカネと切っても切り離せない、すなわち、現代の生活と金融リテラシーも切り離せないってことです。
金融に関する意思決定は、探せば普段の生活にあふれてます。
『正しい』意思決定を行うために、金融リテラシーを高めていきたいですね。