金融リテラシーを高めたら「自由」になった話
最近、金融リテラシーの重要性をうったえる記事をよく目にします。
その論調はだいたいのところ、
「金融リテラシーを高めて生活力を向上させて、経済的に自立しましょう。」
「さまざまな金融商品や金融サービスを理解して、情報収集を習慣化しましょう。」
「多くの人が金融リテラシーを高めたら詐欺まがいの不健全な金融商品が減って、金融商品全体の質を向上させることにつながります」
という感じ。
正直、こういうのを読んで「じゃあさっそく金融について勉強するぞ♪」なんて人がいるのかって思います。
そんな人がいたら会ってみたいです。いや、やっぱり会わなくていいや...
一般的な反応は、例えば
「金融知識があればトクすることはなんとなくそうかもと思うけど…はっきりいって面倒。それで今の生活が劇的に良くなるわけじゃないし、現状にそれなりに満足してるし、金融の勉強するくらいなら他のことに時間を使いたい。しかも金融商品の質の向上?正直どうでもいい。」
という程度かと。
「金融リテラシーを向上すべき」という主張そのものは正しいんですが、もっと大きくて本質的なメリットがあることを知ってほしいです。
金融リテラシー向上の最大のメリットとは
ここで、金融リテラシーを高める最大のメリットをズバリお伝えします。
それは金融リテラシーを高めたら「自由」になれるということです。
自由というのは金銭的な自由のこと。
自由を手にしてから、ぼくの生活は劇的にではないけど、確実に良くなっています。
「金銭的な自由?金持ちになるってこと?」と思った方、ご安心を!(?)
ぼくは金銭的に自由になりましたが、お金持ちになったわけではないです…全然…あれ目から汗が...
...気を取り直して。
実は、金融リテラシーを身につけることによって、お金に関する判断を納得して行うことが出来るようになります。
そして納得しているから後悔がありません。
例えば家のローンならボーナス支払いや金利の変動の仕方を想定する。そしてその想定通りにならない可能性があることも理解してローンを組む。
子どもならお小遣い帳で収支を把握したうえでおもちゃを買う。
そして、「自分にとって正しい」と判断したものは、一旦頭から離してしまえるんです。
もちろん完全に忘れちゃダメですよ?
頭の片隅には判断した内容を置いておいて、想定外の事態が発生したら、当初のプランを落ち着いて修正することができます。
こうしてお金に関する一つひとつの判断に自分が納得していれば、お金の不安や悩みというものがなくなっていくんです。
なお「収入に不満があって、もっと稼ぎたい」という悩みは金融リテラシーを高めても答えは出ません。
でも「自分の今の収入だと、このようにお金にを使うことが出来る。」という経済的自立を促すことは出来ます。
より多くの人が金融リテラシーを高め、一人ひとりがそれぞらの幸せなお金の使い方を考え、実践する。
少し飛躍したけど、そんな世の中になったらいいなって思います。